【老後】生活費はどれくらい必要?健康的な生活を送るために最低限必要な金額は約25万円☆

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老後の生活費って、なんとなく不安だけど実際はいくら必要なの??

 

老後、夫婦二人で生活をする場合どのくらいの生活資金が必要なのかをお伝えします。

 

夫婦ふたりの老後に必要な生活資金は月に25万円

 

日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト e-Stat より、1世帯当たり年平均1カ月間の収入と支出を参考にしてみました。

 

2017年の平均データでは、夫65歳以上・妻60歳以上で構成する夫婦1組の世帯での消費支出総額は249,406円となっており、約25万円です。

 

 

データ引用:日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト e-Stat より
”1世帯当たり年平均1カ月間の収入と支出 二人以上の世帯”

 

持家が94.7%であることから住居費はそれほど高くありません。

食料費は1ヵ月約66,000円、1日あたり約2,200円です。

教育娯楽費(習い事など)と交際費は約55,000円と高く感じるかもしれませんが、健康的な生活を送るために必要な費用です。

 

一方で、下図の生命保険文化センターの意識調査では夫婦2人が老後生活を送る上で必要と考える最低日常生活費は月額で平均22万円となっています。

 

■老後の最低日常生活費

生命保険文化センターが行った意識調査によると、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える最低日常生活費は月額で平均22.0万円となっています。分布をみると「20~25万円未満」が、31.5%と最も多くなっています。

夫婦ふたりの老後に必要な生活資金の総額は約7,000万円

 

2017年の日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性は87.26歳という調査結果が厚生労働省より報告されています(日本経済新聞)。

このデータをもとに、老後に必要な生活資金の総額を計算してみました。

 

夫65歳・妻60歳として1カ月の生活に必要な金額を25万円とした場合、

ご主人の平均寿命までの生活資金は
25万円/月×12カ月×16年=4800万円  ・・・①

女性の平均寿命が11年長いのでご主人が他界された後の必要生活資金を15万円(下表より)とすると
15万円/月×12カ月×11年=1980万円  ・・・②

ご夫婦が老後に必要とする生活資金の総額は
①+②=6780万円

となり、夫65歳・妻60歳のご夫婦が健康的な生活を送るために必要とする老後の生活資金は約7000万円ということが言えそうです。

 

「老後はたくさん旅行したい」とか、「友達と趣味を楽しみたい」とか、「孫たちに美味しいものを食べさせたい」など、ゆとりある生活を送りたい場合にはそれぞれまた金額が変わりますね。

 

データ引用:日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト e-Stat より
”1世帯当たり年平均1か月間の収入と支出 二人以上の世帯”

介護状態や病気になったときの必要資金なども考えると金額はさらにプラスになりますが、老後の年金や個人の預貯金など準備済み資金のあるご夫婦はその分差し引いて今後の資金準備を考えることができます。

とはいえ老齢年金受給年齢になって夫婦のどちらかが先に亡くなってしまうと、受け取れる年金はその分減ってしまいます。

夫婦2人分の年金を受け取ることができてはじめて生計が成り立つとしたら、おひとり様生活のリスクも考えておかなければいけません。
日本においては女性の平均寿命は男性よりも長く、年上の男性と結婚した場合、さらに生計上のリスクが高くなることも想定して資産形成しておきたいところです。

 

 

 

 

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佐藤ひろ美。ファイナンシャルプランナー(AFP)・資産形成アドバイザー。 栃木県宇都宮市を拠点に活動。生きていくうえで必要なお金と、精神的豊かさの両立を実現するライフプランをエスコート。キャッシュフローをもとにひとりひとりに合った運用対策を提案し、この先もずっと安心して暮らせるように家計を改善します。