【変額保険とは】投資信託とどっちを選ぶ?ふたつの違いもチェック!

投資信託と変額保険どっちにしようか迷っている方も多いと思うんですが、「変額保険は保障があるから投資信託より損」とは言えないことを知っていますか?投資信託では手数料が会社の利益になり、事業費や社員の給料にあてられます。そのため変額保険の保障に支払う金額以上に投資信託の手数料が大きいということも珍しくないんです。

ここでは変額保険について、投資信託と比較しながらお伝えしていきますね。

1.変額保険とは?

変額保険は生命保険の一種ですが、他の保険と違うのは運用実績に応じて死亡保険金額や満期保険金、解約返戻金が増えたり減ったりするところです。払込んだ保険料は株や債券など複数の資産に分散してプロによって運用されます。
かんたんにいうと投資信託でいうところのバランスファンド(資産複合型)に死亡保障がついているような金融商品です。(バランスファンドについてはこちら

例:変額保険(有期型)

変額保険は一般的に保険金額を基準に設計されます。どうゆうことかというと、保険金額の大きさによって積立てられる金額も決まるんです。「保障は最低限でいいけど、積立はもっと増やしたい!」という場合は年金型の変額保険があります。

2.変額保険と投資信託の違い

変額保険は投資信託でいうバランスファンドです。変額保険と投資信託、どちらにしようか迷っていませんか?ふたつの違いを比べてみましょう。

<投資信託と変額保険の比較>

・保障に支払う金額の割合

投資信託と比べていちばん違うのはやっぱり死亡や高度障害になったときの保障があるかどうか、ですね。投資信託で支払ったお金は手数料以外はすべて運用にあてられるのに対して、変額保険の保険料は保障と積立に支払うことになります。

保険料に対して保障に支払っている金額の割合を独自で計算してみると

円建の変額保険

終身型・・・約50%
有期型・・・約35%
年金型・・・約10%

となりました。相続対策などで死亡保障もしっかり準備したい方には終身型や有期型、運用を重視したい方には年金型がオススメです。

・変額保険はこんな人にオススメ!

保障を得ながらお金を増やしたい
運用リスクがあることを知っている
年齢や環境に合わせて見直しながら運用したい
相続対策がしたい

3.変額保険の種類

変額保険の種類は大きく分けて3つ。有期型・終身型・年金型があります。

①有期型

保障期間が決まっていて終身変額保険よりも保険料は安く、積立率も高い商品です。満期になると満期保険金を受取れます。途中で解約したときや満期時に受取れる金額は運用実績によって増減します。死亡保険金には最低保証があり、契約時に設定した保険金額より下がることはありません。

 

受取方法は一時金または年金で
満期保険金は通常は一時金で受取るんですが、特約をつけることで年金で受取ることができます。満期保険金を受取るときには税金にも気をつけましょう。たとえば契約者と満期保険金の受取人が同じ場合では、払込んだ保険料よりも満期保険金が減ってしまったときには年金受取でも良いのですが、利益があるときには一時金で受取った方が税金を軽減できますよ。

変額保険(有期型)を一時払の終身保険に変更することができます。
変額保険(有期型)を下取りして新しい保険を買うイメージです。車の下取りに似ていますね。解約返戻金を一時払して終身保険を買います。そうすることで長生き人生にも安定した死亡保障を備えることができますし、遺族にとっては遺産として現金を受け取るよりも死亡保険金として受取ることで相続税の負担を軽くすることもできます。

②終身型

保険期間が終身のため、有期型よりも保険料が割高となり積立率も低めです。有期型と同じく、途中で解約したときに受取れる金額は運用実績によって増減します。死亡保険金には最低保証があり、契約時に設定した保険金額より増えることがあっても下がることはありません。そのため相続財産として確実に遺族に残したい方には有期型よりも終身型がおすすめです!

 

③年金型

定期型・終身型とは少し様子が違います。死亡保険金は加算部分と積立保険料の運用実績を足した金額になり、最低保証は加算部分ということになります。年金原資は運用実績によって払込んだ積立金額よりも減ることもあります。有期型や終身型よりも保障部分を抑えることができ、効率よく老後の資金準備ができます。

4.変額保険をえらぶときのポイント

運用実績シュミレーション
まずはじめにチェックしたいのはコレです!何%で運用すると払い込んだ保険料に対して受けとれる金額がプラスになるのかがわかります。パンフレットなどに必ず表示されていますし、保障に支払う金額や明記されていない手数料を差し引いた状態で金額が記載されているので、その変額保険が損なのか得なのかがわかります。各社それぞれ違いますが3.00%前後でプラスという会社がほとんどです。低い平均年率でプラスになる商品ほどオススメです。

運用レポート
運用レポートというのは過去の運用実績の報告書です。グラフでも見れますし、騰落率として数字で見ることもできます。「設定来」の年率がわかると運用実績シュミレーションと比較して有利に選ぶことができますよ。

5.変額保険のメリットとデメリット

メリット
資産の構成割合を変えることができる
保険料の払込免除がある
相続税対策ができる

デメリット
運用リスクがある
保障が不要でもついてくる
最低保険料よりも高くしなければいけない

10年以内に解約すると手数料がかかる

【メリット】資産の構成割合を変えることができる

契約したあとも、資産構成割合を好きなように変更することができます!

たとえば仕事をしている現役世代のときはハイリスクハイリターンの運用をしていても、退職を迎える頃にはそろそろ安定的な運用に変えたいなぁ~と思うことも出てくるでしょう。

また、市場環境が変わることで運用スタイルを見直したいこともチョコチョコあります。

そんなときにとても便利です。

変額保険では月1回または年間12回までは手数料を払わずに資産の構成割合や投資先を変更することができ、このメリットを感じている方も多いようです。

販売員によってはこのことをスイッチングという方もいますが、資産の構成割合を変更することとスイッチングは違うので気をつけてくださいね。

投資信託ではスイッチングはできても資産の構成割合を変えることはできません。

 

詳しくはこちら↓
【積立・運用】スイッチングと資産配分の変更の違いは?わかりやすく説明します。

 

【メリット】保険料の払込免除がある

商品によるんですが、変額保険にも高度障害や三大疾病になったときに「契約者の代わりに保険会社が保険料を支払います。」という商品があるので驚きです!それによって保障も、運用もそれまでと変わりなく継続していくことができるんです!私も「そんなことしていいんですか?!」と思わず何度も確認しちゃいました。そのくらい画期的です!

【メリット】相続税対策ができる

相続するときに受取る死亡保険金は、一定額まで税金がかかりません。死亡保険金は “みなし相続財産” として取り扱われ、相続時に一定金額が非課税になるメリットがあります。

非課税金額は
500万円×法定相続人の数
です。
たとえば法定相続人が3人という場合は1500万円分が非課税になります。受取る死亡保険金額が1500万円までは税金がかかることはありません。

生命保険は相続対策に効果的ですが、なかでも変額保険はイチオシです。定期保険などは死亡保険金が増えることはありませんが、変額保険では死亡保険金額が最低保証されているうえに、運用によって増える可能性があるので魅力的です。

※生命保険と相続税対策についてはこちら

【デメリット】運用リスクがある

投資信託もそうですが、変額保険も運用実績に波があります。その運用実績によって解約返戻金や満期保険金、死亡保険金などの受取金額が増えたり減ったりします。

【デメリット】保障がいらなくてもついてくる

「保障はそんなにいらない」という方にも変額保険では保障がついてきます。有期型や終身型では各社で決められている “最低保険金額” として数百万円から付加しなければいけません。さらに保険金額によって積立金額が決まるんですよね。ということは、保険金額が少ないと積立できる金額も比例して少なくなります年金型の変額保険にはそんな設定がないので運用を重視したい方にオススメです。保障金額を少なく抑えることができます。

【デメリット】最低保険料よりも高くしなければいけない

各商品によって “最低保険料” というのがあります。たとえば月払いで3,000円だったり、5,000円だったりといった感じです。最低保険料を超えるために保険期間や保険金額を調整すると、ニーズから外れてしまう可能性もあります。

【デメリット】10年以内に解約すると手数料がかかる

変額保険を契約して10年以内に減額したり解約するときには解約手数料(解約控除)がかかります。契約年齢や払込期間によって手数料が変わってくるということでパンフレットに記載されていないことが多いので、契約まえに担当者に確認してみた方が良さそうですね。解約・減額・払済み、いずれの方法も解約手数料が発生するので気をつけてくださいね。

投資信託の場合はスイッチング手数料に買付手数料と売却手数料が含まれているせいか、解約手数料はありません。

 

6.まとめ

変額保険は相続対策をしたい方や、保障を得ながら運用したい方にオススメの商品です。また、投資信託にはないメリットとして年齢や市場の変化によって資産構成割合を見直しできたり、保険料の払込免除など、魅力もたくさんあるのでかしこく活用したいですね!

運用したいけどリスクが怖かったり、どこかに相談してもいまいち納得できなかったりしませんか?

下のボタンから、変額保険だけでなく、iDeCoやつみたてNISA、外貨建保険、投資信託を比較してみることができます。

積立の参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

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名前:佐藤博美。ファイナンシャルプランナー(AFP)。国内生保に1年と外資系生保に6年勤務。その経験を活かしてムリなくムダなくお金を増やしていくための積立や資産運用、安くてもちゃんと使える保険商品をご案内。お金に困ることのない穏やかな人生を送るための有益な情報を配信中!