【コロナウィルス】感染して働けないときにもらえる “傷病手当金” と “休業補償給付”

全国的に “緊急事態宣言” が発令されてからも日々、コロナの感染者が増えつづけています。

「感染して働けない・・・」

そんなとき、

傷病手当金
休業補償給付

という2つの給付制度があることを知っていますか?

どちらもお勤めの会社に相談して手続きします。

1、傷病手当金

対象になるのは、健康保険などの被保険者で新型コロナウィルスに感染し、療養のため働くことができない方です。

ただし国民健康保険にはこの制度がないので気をつけてくださいね。

・支給額はいくら?

療養のため働けなくなって3日を経過した日から、働けない期間分の手当が支給されます。

支給額は

直近12カ月の月給(標準報酬月額)を平均して、

その額の30分の1に相当する額の3分の2です。

 

たとえば、

直近12カ月の月給の平均が30万円だとすると

その30分の1は1万円。

1日分の支給額は1万円の3分の2なので約6,600円になります。

・支給されるのはいつ?

傷病手当は支給申請をしてから1~3カ月後に支給されます。

2、休業補償給付

対象になるのは、労災保険に入っていて通勤時か仕事中にコロナウィルスを発症したと認められる人です。

保障期間に上限はありません。

働けない状態にあって療養が必要だと認められれば、その期間 受取ることができます。

・支給額はいくら?

平均給与日額の80%です。

 

たとえば1カ月30日だとして、給与が30万円だとすると

一日当たりの給与平均は1万円です。

休業補償給付はその80%なので、1日あたり8,000円が支給されます。

・支給されるのはいつ?

休業補償給付は支給申請をしてから約1カ月後に支給されます。

3、まずは会社に相談を

「コロナウィルスに感染して働けない…」

となったら、まずは会社に相談して手続きを進めていきます。

 

とはいえ “傷病手当金” や “休業補償給付金” を受取れるまで、1カ月以上時間がかかってしまうんですよね。

そうなると生活が立ちいかなくなってしまう人もいるかもしれません。

そんな状況もお勤めの会社に相談してみてください。

 

休業補償制度には『受任者払制度』といって、会社が給付金を立替えて支払うことができる制度があるんです。

会社によっては独自の対応もあるかもしれません。

 

そして厚生労働省のHPにある『生活を支えるための支援のご案内』では

コロナウィルスによって収入が減ってしまったときに受けられる支援をまとめてチェックできます!

ぜひお役立てください。

こちらをクリック↓

参考:厚生労働省HP『生活を支えるための支援のご案内』

 

こちらも参考にしてくださいね↓↓

【関連記事】
コロナウィルス関連の生活支援

 

コロナウィルスの話題を

ニュースで耳にしはじめたのは

2月10日頃のこと。

あれから数カ月以上たってもなお

感染者は増えつづけています。

 

世の中の経済が停滞を深めているなかで

感染して働けないとなると

人によっては

命の危険よりも

収入がなくなってしまう不安の方が

現実的かもしれません。

 

そんなとき

傷病手当金があるのとないのとでは

大きな違いです。

 

支給されるまでは

1~3カ月ほど時間がかかってしまいますが

傷病手当金があることで

生活への影響を抑えられます。

 

お金の不安が少しでも解消されると

今やるべきことやこれからのことを

落ち着いて考えられるようになったり

不要なイラ立ちから解放されて

家族にも優しくなれたり

気持ちによゆうが生まれます

 

いつ収束するかわからないこの状況に

不安を感じないといったらウソですが

今を有意義な時間にするために

できることはしたいですよね!

前を向いて今を過ごした先にあるのは

明るい未来!

そう信じて

この時期を一緒に乗り越えていきましょう!

 

 

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『あなたの不安を吐き出してください。』

 

 

 

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佐藤ひろ美。ファイナンシャルプランナー(AFP)・資産形成アドバイザー。 栃木県宇都宮市を拠点に活動。特定の金融商品に片寄らない中立安全な場を提供し、今も老後もパッと明るくなる資産形成をご案内。北海道から九州まで約800件もの資産形成や家計改善をサポート。 自分も家族も大切にして今よりもっと彩豊かな人生を楽しむための方法を教えます。