【生命保険のしくみ】 保険会社・販売店・営業員を選ぶポイントもお伝えします

生命保険ときくと「難しい」「複雑」「多すぎてどれがいいのかわからない」「損しそう」など、ネガティブなイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに商品の数は数百以上もありますから私も保険のことを知るまではそう思ってました。でも知ってみると、しくみ的には意外と単純なんです。

こちらでは商品販売しない中立的なFPの立場から、生命保険のしくみや選ぶポイントについてご案内しています。今後保険を選ぶときの参考に少しでも役立てていただけたら嬉しいです。

 

1.保険の基本的なカタチ イメージ図

保険の基本的なカタチは以下の4つのタイプに分けられます。
大きく分けると定期保険と終身保険の2種類なんですが、掛捨てか積立かで4種類となります。

 

 

・定期保険(掛捨て)
保険料がもっとも割安。一定期間大型の保障を安く得たいときにオススメ。
商品例:ガン保険、収入保障保険など

・定期保険(積立型)
保険料は同じ積立型でも終身保険より安い。指定の年齢まで積立をしたいときにオススメ。
商品例:死亡保険、養老保険、個人年金保険、学資保険など

・終身保険(掛捨て)
保険料は割安で保障が一生涯つづく。一生涯を通じて保障を持ちたいときにオススメ。
商品例:医療保険など

・終身保険(積立型)
保険料は一定で保障も続くが、もっとも割高。相続対策をしつつ、生きているうちに現金を引き出したい方にオススメ。
商品例:死亡保険、三大疾病保険など

2.生命保険を選ぶときのポイント

保険会社を選ぶ

ソルベンシー・マージン比率のより高い会社を選ぶ

つまり保険会社の財務力が高いところを選ぶということです。
ソルベンシー・マージン比率とは、天災や伝染病の流行、株価の暴落など、通常では予測しにくいリスクに対して保険会社がどれだけ保険金を支払う余力があるのかを示す指標をいいます。通常200%を超えていれば安心と言われていますが、実際にはそれでも破綻してしまった会社もあるようです。実際700%を切ったあたりから不安視する声も聞こえてきます。

もし保険会社が倒産してしまった場合どうなると思いますか?じつは生命保険契約者保護機構によって契約者は守られることになっています。「それなら安心!」と思いたいところなんですけど、解約返戻金のある保険に関しては破たん時点の責任準備金の90%までしか守られません。(責任準備金と解約返戻金は違うのですが、おおよそ解約返戻金の額を目安にします。)破たんを経験したことのある方から「解約返戻金の70%しか戻ってこなかった」という話も聞いたことがあるので、実際いくら保証されるのかは保険会社に直接確認してみた方が良さそうです。

販売店のタイプを選ぶ

自分の性格に合った使い勝手の良い販売店を選ぶ

というのもネット販売は安いからどの人にも良いかというとそうではないからです。たとえば手続きが苦手だったり面倒くさがりな人だとしたらネット保険は逆にストレスになるかもしれません。その結果、得られるはずの給付金を請求しないということが起きやすくなります。役割を果たさない保険にお金だけ支払っているということになりかねません。

ここからは各販売店について ”どんな方に向いているのか” やメリットとデメリットをお伝えしていきますね。

<ネット系>
営業員がいなくても良いからとにかく保険料を安くおさえたい方向き。
・メリット…保険料が安い。保障内容がシンプルでわかりやすい。営業員がいないので押し売られる心配がない。
・デメリット…わからないことなどを対面で聞くことができない。給付金の請求や保障内容の変更などの各種手続きを自分でしなければいけない。給付金の請求もれが起きやすい。

<代理店>
一社に片寄らずに商品を選びたい方や対面で相談したい方向き。
・メリット…複数社の中から自分に合った商品を選べる。対面で説明を受けることができるので安心感がある。
・デメリット…営業員さんによっては本当に自分に合った商品を選べない可能性がある。

<直営店>
同じ会社でまとめたい方や対面で詳しい相談を聞きたい方向き。
・メリット…詳しい説明が聞ける。給付金請求や各種手続きについて、まとめてできるので面倒くさくない。
・デメリット…他社の商品を紹介してもらいにくく、自社商品ばかりを押してくる営業員も少なくないので、本当に良い保険なのかわかりずらい。

いかがでしょうか?保険を活用するためには自分の性格に合ったお店選びをすると給付金もより確実に受け取れます。

保険営業員を選ぶ

話をよく聞いてくれる、誠実・正直・熱心な営業員を選ぶ

保険営業の世界にはノルマがありますし、キャンペーンや査定、商品ごとに異なる手数料(営業報酬)などもあって販売スタッフの業績を競わせます。競うこと自体は悪いと思わないのですが、そのプレッシャーがもとで押しが強すぎたり強引だったりする営業員もいます。ですが、本当に素晴らしい営業員もちゃんといるんですよ。
たとえば…

・話をしっかり聞いてくれる
・メリットとデメリットを誠実に伝えてくれる
・取扱いのない他社商品でも目の前のお客さまにとって良いと思ったら正直に伝えてくれる
・根拠のある提案をしてくれて熱心

もしこんな素敵な営業員と出会ったらぜひ相談してみてくださいね。きっとあなたのための提案をしてくれますよ。