保険料率が改定されてから生命保険料は高くなった?改定の前と後を比較
生命保険料率の改定が2018年の4月に行われたのを知っていますか?
年々日本人の平均寿命が長くなっていますよね。それによって標準死亡率が11年ぶりに下がったために行われました。
標準死亡率とは何かというと、1年間に亡くなる人数の割合を男女別・年齢別に予測したものです。そして保険料を決める基準になる数値のひとつです。
標準死亡率が下がったことで今回は主に死亡保険料に影響しているようなんですが、…保険料、低くなってたらいいなぁ♪
実際に高くなったのか低くなったのか、死亡保険のうちシンプルなタイプの定期保険と終身保険で改定前と改定後を比較してみました。
1.改定される 前と後 の保険料
こちらではおすすめの保険ということに関係なく、各社の公式HPから確認できたものについてのみ表にしています。
生命保険料率が改定されると保険料は保険会社ごとに決めるのですが、比べてみるとすべて一律に高くなっているわけではなくて、
各社ごと・商品ごとに高くなったり安くなったりそのまま変わらなかったりと入り混じっています。
では改定前と後では保険料がどう変わったのかを見てみますね。
定 期 保 険
保険種類:定期保険(掛捨て)
保険金額:1000万円
契約者:男性
として、契約年齢は30歳か35歳、保険料払込期間と保障期間は40歳から60歳の間。働きざかり世代で試算しています。
60歳までの死亡率は男性が8.1%、女性が4.3%と言われており、60歳以降に亡くなる方が圧倒的に多いですよね。
60歳までの方に死亡保険金が支払われる可能性は低いですし、標準死亡率が下がったということからも改定後の保険料は全体的に低くなっています。
でもごく一部の保険は逆に高くなっています。
では一生涯の死亡を保障する終身保険ではどうでしょう。
終 身 保 険
保険種類:終身保険(解約返戻金あり)
保障期間:終身
保険金額:1000万円
契約者:男性
としたときも定期保険と同じように保険料のアップダウンは各社まちまちです
。ただ解約したときの返戻率については下がっている保険が目立ちます。
これはどういうことかというと、保険料が積立よりも保障に回っている割合が増えたということです。
2.まとめ
標準死亡率は死亡したときの保障にとくに影響します。
保障に回る保険料は事業運営費にもあてられるため各保険会社の経営状況が影響していると考えられそうですね。
死亡保険には “かけ捨型” もありますが、銀行預金よりも利率が高い商品もあり、余計な支出をおさえて効果的に積立られる金融商品です。
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