【外貨建終身(定期払)】ジブラルタ生命 「米国ドル建終身保険」5つの特徴と注意点
ジブラルタ生命の「米国ドル建終身保険」にはノーマルタイプと低解約返戻金型の2つがあります。
基本的にしくみは同じで、死亡保険金や解約返戻金が米ドルで設定され、利率は固定されているので、お金の計画を立てやすく
初心者さんにもやさしい外貨建保険♪
なのですが、、ノーマルタイプと低解約返戻金型では解約返戻率が違うのでその違いが分かるように後半にシュミレーションしてお伝えしますね。
外貨建て保険はこんな方にオススメ!
●安いかけ金で死亡保障を準備したい
●変額保険は怖いけど国内金利では将来が不安
●なるべく安定的にお金を増やしたい
●運用期間が10年以上ある
目次
1.「米国ドル建終身保険」のしくみ
<米ドル建終身保険 ノーマルタイプ>
<米ドル建終身保険 低解約返戻金型>
」
●契約年齢
ノーマルタイプ:0歳~75歳
低解約返戻金型:0歳~69歳
●保険期間:終身
●契約通貨:米ドル
●保険料払込方法:月払・半年払・年払
●受取り方法:一時金または年金
・主契約
死亡・高度障害保険金
・付加できる主な特則・特約
①介護前払特約
保険料払込期間満了後、被保険者の年齢が満65歳以上で所定の要介護状態になったとき、死亡保険金の一部が介護年金として支払われます。
※保険料払込期間が終身の場合は特約付加できません。
②保険金等の支払方法の選択に関する特約
保険金または解約返戻金を年金として受け取ることができます。
年金受取タイプには3つあり 確定年金・保証期間付終身年金・保証期間付夫婦連生終身年金です。
③リビング・ニーズ特約
余命6ヶ月と宣告された場合、前もって死亡保険金を受取ることができます。
被保険者が受取った場合は所得税法上「非課税」となります。
2.外貨建保険のメリットとデメリット
外貨建ての保険には共通してつぎのようなメリットとデメリットがあります。
メリット
●円建ての死亡保険より超割安
●国内よりも高い金利で積立て
●保障を得ながらムダなく資産形成
●3大疾病で保険料払込免除される
デメリット
●払込んだ金額よりも受け取れる金額が減ってしまう可能性がある
●為替リスクがある
●両替時に手数料がかかる
●10年以内に解約するとペナルティ
詳しくはこちら↓
【外貨建】外貨建て保険のメリットとデメリット 契約するときの5つの注意点もご紹介
3.「米国ドル建終身保険」 の特徴と注意点
特 徴
①予定利率が2.5%で固定
②事故による障害状態で保険料払込免除
③死亡保険金が即日払い
④受取方法は3つ
⑤夫婦どちらかが生きている限り年金受給
【特徴①】利率が2.5%で固定
この保険の予定利率は2.5%で固定です。(2021年4月時点)
ノーマルタイプの場合、保険料の払込期間が10年未満の場合は2.3%と下がります。
利率が固定されている商品は契約するときに外貨建での解約返戻金額がわかるので、
利率が変動する商品よりもお金の計画が立てやすいのが魅力ですよ。
【注意点】
●全額積立てられるわけではありません。積立金額は保障や手数料にあてられている保険料を差引いた金額です。
●保険料の払込期間中は解約返戻金額は払込んだ保険料よりも低くなります。
●よりリターンを得るために解約は円安時期にしましょう!
【特徴②】事故による障害状態で保険料払込免除
事故で所定の身体障害状態になって「働けない、収入がない」となったときでも保険を継続できます。
保険料を支払わなくても保障も積立も継続できるのは安心ポイントですね。
【注意点】
●国内で事故により障害者になった人の割合は65歳以上の高齢者も含めて1,000人中3人です。(参考:内閣府 「平成28年版 障害者白書」)
●病気での障害状態については特約を付加しなければならず、別途保険料の負担が必要です。
【特徴③】死亡保険金が即日払い
被保険者が亡くなったとき、書類を申請し午前中にジブラルタ生命本社で処理が完了するとその日の午後にお金が支払われるんです。
死亡が認められると銀行などの口座は凍結されてしまうのですが、もしお墓やお葬式に必要なお金が手元になければよけいに不安が増してしまいますよね。
そんなときにこのようなサービスがあると精神的にも物理的にも救われます。
【注意点】
●このサービスでの支払上限金額は1,500万円までです。外交員が持参する場合は500万円となります。
●契約してから2年未満の契約ではこのサービスは使えません。
【特徴④】受取方法は3つ
このタイプの外貨建保険に入る目的は「老後の生活資金」という方がほとんどなのですが
ジブラルタ生命の「米国ドル建終身保険」では保険金や満期金は老後資金として以外にも次のようなタイミングで受取れます。
①余命資金
②介護資金
③老齢資金
それぞれかんたんに説明しますね。
①余命資金
リビングニーズ特約という無料の特約を付加すると余命6ヶ月と診断された場合、前払いで保険金を受取ることができます(非課税)。
②介護資金
こちらも無料の介護前払特約を付加することで、つぎの2つの条件を満たしていれば介護年金を受取ることができます(非課税)。
●保険料の払込が満了している
●65歳以上である
③老齢資金
老後資金として資金を受取る方法はつぎの4つ!
●一時金… まとめて一気に受取る
●年金
・確定年金… 一定期間、年金を受取る
・保証期間付終身年金… 生きている限り年金を受取る
・保証期間付夫婦連生終身年金… 夫婦のどちらかが生きてる限り年金を受取る
終身年金の「保証期間付」というのは
一生涯受取るはずの年金を1回受取って亡くなったというようなときでも、
被保険者と遺族で最低〇年間は受取れる、というものです。
とはいえその場合、支払った保険料よりも少ないお金しか還ってきません。
長生きすればするほど得なのが終身年金ですが、短命だったら “かけ損” ですね…。
支払った分は最低でも確実に受取りたいのなら確定年金がおすすめです。
【注意点】
●受取時の税金に要注意!
一時金で受取るときには一時所得として下記計算式で算出した金額に税金がかかります。
(受取った満期金ー支払った保険料ー50万円)×1/2
年金として受取るときには雑所得として下記計算式で算出した金額に税金がかかります。
年金額ー支払った保険料
どちらが得か、シュミレーションしてから受取方法を考えましょうね。
【特徴⑤】夫婦どちらかが生きている限り年金受給
①確定年金や②保証期間付終身年金はよくあるタイプの年金ですが、③保障期間付夫婦連生終身年金はなかなか見たことないかもしれませんね。
夫婦のどちらかが亡くなると生活に必要な収入や年金が減ってしまい、のこされた遺族の日常が不安定になることがあります。
③はそんなとき遺族を力強く支える重要な収入源になるでしょう。
【注意点】
●解約返戻金は契約日から5年以上たたないと年金受取りできません。
●年金開始後、年金額に対して1.0%の手数料(年金管理費)が発生します。たとえば年金額100万円を5年間受取る場合、年間1万円、総額5万円の手数料になります。
4.年金管理費を支払わなくてすむ方法
一時金で解約返戻金を受取ると年金管理費はかかりません。
当然といえば当然。
そして一時金で受取る方が所得税を安くおさえ安くなります。
どうしても年金でという方は、一時金として外貨のまま受取って外貨口座で保管し、ご自身のタイミングで定期的に円に換えるのもひとつの方法です。
すると年金管理費を支払わなくても良くなります。
ただしその場合、金融機関によって為替手数料が発生するので手数料の安いところを選んで口座開設しましょう。
5.解約返戻率シュミレーション
ジブラルタ生命の「米国ドル建終身保険」には “ノーマルタイプ” と “低解約返戻金型” の2つがあります。
基本的にしくみは同じなんですが、
「低解約返戻金型」は払込期間満了までの解約返戻率を約70%におさえることで保険料を割安にし、
払込期間が満了してから解約返戻率を高くするしくみなので長く継続できた方がお得です。
さて、ふたつの解約返戻率をくらべてみて、いかがでしょうか?
払込期間中に解約する予定がなければ月払保険料も安い低解約返戻金型が良いという理由が分かっていただけると思います。
6.各種手数料
保険関係費
払い込んだ保険料のうち、保険契約の締結・維持、死亡保障などにあてられる費用です。それ以外の金額が積立てられます。
解約控除
解約控除の記載はないのですが、いずれにしても解約返戻率が低い払込期間中の解約や減額はおすすめしません。
為替手数料
外貨と円を交換するときにかかる手数料です。
「①円を外貨にするとき」・・・保険料を入金するとき。
「②外貨を円にするとき」・・・保険金・年金・解約返戻金を受取るとき。
「TTM」 ・・・各保険会社が指定する金融機関が外国為替取引をするときの基準レートのこと。
一般的に多いのは①のときは「TTM+50銭」、②のときは「TTM-50銭」です。
この保険の為替手数料は
「①円を外貨にするとき」は1$あたり0.5円です。1$=100円として、月々の保険料100$とすると毎月の手数料は50円、年間で600円となります。
「②外貨を円にするとき」は1$あたり0.01円です。1$=100円として、死亡保険金額10万米ドルを受けとった場合の手数料は1,000円です。
年金管理費
年金支払期間中、年金支払い日に毎年かかる手数料です。
「米ドル建終身保険」の年金管理費は年金額に対して1.0%です。
たとえば年金年額が100万円、年金受取期間が5年間とすると年金管理費は1年間で1万円、総額は5万円となります。
7.こんな人に向いています!
ジブラルタ生命の「米国ドル建終身保険」は下記のような方に向いています。
・保障がほしい
・なるべく増やしたい
・相続対策がしたい
・将来は現金でも使えるようにしたい
・長く払込継続できる
まとまったお金がなくて一生涯の保障や相続対策をあきらめていた人も小さいかけ金で準備できるのが嬉しいですね。
一方で保障はいらない、相続対策も不要、でも将来のお金を増やしたいという方は保険は得策ではありません。
ポイントを抑えて学ぶと投資信託やイデコ、つみたてNISAも、誰でもできるようになります。
ニーズに合った商品を選んで大切なお金を守りましょう♪
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・貯蓄の再認識ができました!ありがとうございます。
・ドキッとしました。資産形成しないとって思います。
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