【外貨建】外貨建て保険のメリットとデメリット 契約するときの5つの注意点もご紹介
バブルの時代とは違って国内金利ではお金が増えない今の時代、注目されているのが好金利の外貨です。
外貨建て保険は金利の良い外国のお金で積み立てをしていくことで支払った保険料よりも多く資産を確保できます。
変額保険よりもリスクが少ないのでわりと安定的に資産形成に活用することができるので私も注目しています。
ここでは外貨建て保険について説明していきますね。
目次
1.外貨建て保険とは
保険期間中は外貨で運用されますが、円換算をするときには為替の影響を受けるので保険料や保険金、解約返戻金額が変動します。
保険料の支払や保険金の受取を外貨で行うときには専用の外貨口座が必要です。
・外貨建て保険の種類
外貨建ての保険には
●積立利率変動型・・・積立利率が定期的(ex:毎月)に変わる。契約期間中の利率が平均化されるので契約時に利率が低くても安定的に積立できる。
●積立利率更改型・・・積立利率が一定期間(ex:15年)同じ。契約時の利率が高いときに契約すると効果的に積立できる。
●積立利率固定型・・・積立利率が固定されている。契約開始直後の一定期間(ex:10年)は低めに設定されている商品もある。
という3つのタイプがあります。
そしてさらに
●終身型…保障が一生涯なので相続対策などにもオススメ
●定期型(養老)…一定の年齢までお金を増やしたい方向け
●年金型…老後の資産形成に
に分けられます。
死亡・高度障害を保障するタイプが一般的ですが、三大疾病や要介護状態を保障する生前給付もあります。
一時払いと定期払いの商品があるのでリスクに対する許容度や契約のタイミングなどをみて上手に活用したいですね。
2.外貨建て保険のメリット・デメリット
メリット
●円建ての死亡保険より超割安
●国内よりも高い金利で積立て
●保障を得ながらムダなく資産形成
●保険料払込免除がある
デメリット
●払込んだ金額よりも受取れる金額が減ってしまう可能性がある
●為替リスクがある
●両替時に手数料がかかる
●商品によって10年以内に解約・減額したらペナルティ
【メリット】円建ての死亡保険より超割安
外貨建て保険は一般的な積立型の死亡保険と比べて保険料が割安です。
なかには約40%~50%ほど保険料が安くなるものもあるんですよ!
また契約年齢が高くなるほどに解約返戻率もアップするのは保険のなかでも外貨建て保険だけです。
なぜなら保険料があまりにも安いので保険会社としては解約返戻金を支払う方が死亡保険金を支払うよりも “ふところ” を痛めなくてすむんだそうです。
【メリット】国内よりも高い金利で積立て
円建ての生命保険も2010年くらいまではまだ返礼率の高い商品があったんですが…国内金利は今やほぼゼロといっても良いくらいの低金利。
円建ての積立保険では払込み直後に100%に達する商品はわずかです。
それに比べて外貨建て保険では高い返戻率を期待することができます。
為替の動向によって利率が変動するので場合によっては払込んだ金額よりも減ってしまうこともありますが、大きく増える可能性もあります。
【メリット】保障を得ながらムダなく資産形成
掛捨ての保険は払込保険料がまるまる出費になりますよね。
それに対して外貨建ての保険は貯蓄機能があり外貨で運用するので、払込んだ保険料が実質ゼロ円やそれ以上の成果だって期待できます。
ただし途中で解約すると損をすることが多いので、無理のない負担のもと活用してくださいね。
【メリット】保険料払込免除がある
高度障害だけでなく、三大疾病になったときに保険料の払込みが免除される特約を付加することができます。
もし保険料払込免除が適応されたら積立はストップしちゃうんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、安心してください!
積立も保障もちゃんと続きます。
2人に1人がガンになる時代です。この特約は普通の預金にはないですし、かなり心強いと思います。
【デメリット】払込んだ金額よりも受取れる金額が減ってしまう可能性がある
一般的に積立型の保険は、支払った保険料の総額に比べて保険料払込期間中の解約返戻金は少なく、払込期間満了後は解約返戻率が高くなります。
解約返戻率が100%を超えるのも保険料の払込を終える頃なんですが、利率が低いと100%に達しないということもあります。
せっかく増えることを期待してるのに、減っちゃったらショックですよね。
利率は契約通貨の国の長期金利や株式市場に左右されるので、良いときばかりではありません。
利率に最低保証がある商品ならそれ以上悪化することはないので大きく目減りすることを避けられる安心感があります。
【デメリット】為替リスクがある
解約して外貨を円に戻すのは円安のタイミングです。
なぜなら円高のときでは円を少ししか買い戻すことができず、リターンが減ってしまいます。
このことを為替リスクといいます。
せっかく増えたお金が減ってしまったらガッカリですよね。
とくに定期型(養老)外貨建保険の場合は円高・円安に関わらず満期を迎えてしまうので注意が必要です。
解約時期を選べるように払込期間よりも10年は長く保険期間を設定することをオススメします。
【デメリット】両替時に手数料がかかる
両替時にかかる手数料を “為替手数料” といいます。
保険料を入金するときや保険金・解約返戻金を受取るときなど、円と外貨を交換するとそのつど発生し、解約返戻率にも影響してしまいます。
手数料はいくらくらいかというと、たとえば・・・
円入金時に「TTM+50銭」と記載があった場合、1ドルに対して支払う手数料は0.5円。
基準レートのTTMが1ドル=100円だったとすると、月払保険料10,000円に対する手数料は50円となります。1年間で600円、30年間では18,000円ですね。
円受取時に「TTM-50銭」と記載があったとすると、1ドルに対して支払う手数料は0.5円。
基準レートのTTMが1ドル=100円だった場合、受取金額10,000円に対する手数料は50円となります。
受取る保険金額10万ドルだった場合、円換算すると1,000万円になり、手数料は5万円になります。
ちなみに “TTM” とは各保険会社が指定する金融機関が外国為替取引をするときの基準レートのことです。
【デメリット】商品によって10年以内に解約・減額したらペナルティ
基本的に定期払のタイプでは10年以内に減額や解約をすると手数料を支払わなければいけなくなります。
また、保険料を支払っている途中で解約すると払込んだ保険料よりも解約返戻金が少なくなります。
手数料の割合は明示されていないことが多く、契約年齢など条件によって異なるので、契約するまえに担当者に確認してみると良いかもしれません。
一時払のタイプでは解約手数料ではなく「市場価格調整がある」と記載があるかもしれません。
そのときには「契約時点の利率」より解約返戻金などを「受取るときの利率」の方が “高い” と資産が減ってしまうので、気をつけてくださいね。
3.外貨建て保険をえらぶポイント
①運用利率の最低保証・・・最低保証があるとそれ以上に利率が下がることがありません。
②払込直後の解約返戻率・・・高いほどに解約返戻金が多くなり、魅力的です。
③解約返戻率が100%を超える年齢・・・同じ契約内容・同じ利率で運用しても商品によって100%を超える時期に差があります。シュミレーションで比較して、なるべく早い時期に100%を超える商品を。
④利率の更改頻度・・・契約時に利率が高ければ更改頻度も少なくて良いですが、低ければ更改頻度が多い商品でリスクを分散することをオススメします。
⑤過去の運用利率・・・おおよそいくらくらいで運用できているのかチェックしてイメージしてみてくださいね。
4.こんな人に向いています!
国内金利では不安だけどなるべく安定的に運用したい人に向いています。
投資信託や変額保険よりもリスクは低く、利率が固定されているタイプの商品もあります。
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