”豪ドル”はどんな通貨?豪ドルの4つの「魅力」と致命的な「弱点」を解説!

外貨建保険や変額保険などの契約通貨には世界の基軸通貨である “米ドル” や “ユーロ” だけでなく “豪ドル” もあります。

 

“米ドル” と “豪ドル” 、「同じ “ドル” なのに何が違うの?」って思ったことありませんか?

 

ここでは “豪ドル” についてお話していきますね。

 

画像制作者:Freepik

1.ドルの種類は22!

ドルの種類は世界で22もあるそうです。

 

一般的にドルというと米ドルをさすんですが、オーストラリアドル(豪ドル)やシンガポールドル、カナダドル、ニュージーランドドルなどもあります。

 

全部同じドルなのに何が違うかというと、為替レートでの通貨価値が違うんですね。

 

そのため自国通貨がドルの国は差別化のために「国名+ドル」というように呼んでいます。

 

2.豪ドルが注目をあびるわけ

米ドルの世界シェア率が62.7%なのにたいして豪ドルは圧倒的に少ないのが現状です。

 

それなのになぜ豪ドルを取扱っている外貨建保険が多いのか気になります。

 

それはなんといっても高金利だったことがいちばんの理由だと思うんですが、そのほかにも人口の増加や安定した景気、資源の豊富さなどに期待が寄せられています。

 

①かつては高金利の通貨だった

2003年から2007年ごろは新興国の経済成長によって資源の需要が高くなりました。

 

その結果オーストラリア経済も好調で豪ドルの金利も5%~7%に達した時期もあります。

 

ところが2016年ごろから主な貿易先の中国をはじめ、新興国の経済が減速すると金利は低下傾向になります。

 

出典:三井生命HPより

 

2019年1月時点の10年国債利回りはアメリカに追い越されてしまいました。

 

それでも先進国のなかでは金利が高いのと、かつてのような高金利を期待する投資家からの注目を集めています。

 

②資源が豊富な国土

鉄鉱石や石炭をはじめとする資源が豊富なオーストラリアは輸出品目の63.3%を「鉱物・燃料」が占めています。

 

豊富な資源と資源需要の高さからオーストラリアの景気上昇への期待はいまもつづいています。

 


参考:日本貿易振興機構(ジェトロ)PDF

 

③安定した国内情勢

金利が高い国のほどんどが新興国ですが、治安が乏しく、政治や経済が不安定な国も少なくありません。

 

それにたいしてオーストラリアは政治・経済が安定しており、2015年から2100年までの人口推移は「+75.8%」と増加予想です。

 

 

国土の大半が “山” の日本とは違って居住可能な土地がまだまだ広くあるオーストラリアでは移住者の受け入れがこれからも進みそうです。

 

2010年以降はオーストラリアが必要としているスキルがある人だけを移民として受け入れる方針に変わったこともあり、今後の経済発展が期待されています。

 

④高い国債格付け “Aaa”

格付けって何かというと、国に対する通知表みたいなもので、その国の債券に投資しても安全なのかを判断するための指標です。

 

2018年6月にムーディーズによって公表されている格付けでは日本は “A1” と低く 「中級の上」とされています。

 

対してオーストラリアとアメリカは “Aaa” !「国としての信用力がもっとも高い」と評価されています。

 

 

つまり「オーストラリアの債券に投資しても安全ですよ」という評価を得ているということです。

 

3.オーストラリア経済のウィークポイント

一方、2017年のオーストラリアの輸出先は中国が33.0%も占めています。

 

アジア諸国全体でみると79.6%!輸出のほとんどをアジア諸国に依存している状態です。

 

中国やアジア諸国の景気は減速傾向にあり、オーストラリア経済が受ける影響は大きいと考えられます。

 

参考:日本貿易振興機構(ジェトロ)PDF

 

ちなみに2015年から2018年まで中国のGDP(経済成長率)は6.7%~7%で推移していますが、中国側が操作することのできない貿易統計では前年比で減少しています。

 

つまり2016年以降、オーストラリア経済が思わしくないのは中国経済の減速が影響していると考えられています。

 

また、資源価格が上昇したり下降したりしても経済的に影響を受けてしまうので注意が必要です。

 

4.まとめ

オーストラリア経済は資源の輸出で成り立っており、今後も中国経済に大きく揺さぶられそうです。

 

中国だけでなく、オーストラリアにとって主要な輸出先を多く含むアジア諸国の経済もトランプ政権の動向によって不安定ですね。

 

10年国債の利回りはアメリカに越されてオーストラリアドルの魅力は薄くなってしまいました。

 

現状では世界の基軸通貨で安定性のある米ドルを選んだ方が良さそうです。

 

 

 

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佐藤ひろ美。ファイナンシャルプランナー(AFP)・家計改善アドバイザー。 栃木県宇都宮市を拠点に活動。生きていくうえで必要なお金と、精神的豊かさの両立を実現するライフプランをサポート。キャッシュフローをもとにひとりひとりに合った運用対策を提案し、この先もずっと安心して暮らせるように家計を改善します。