【外貨建終身(定期払)】オリックス生命「米ドル建終身保険キャンドル」3つの特徴と注意点

オリックス生命「米ドル建終身保険キャンドル」の解約返礼率は、定期払の外貨建終身でダントツと言えそうです。

正直ここ最近見たことがないですね。利率も固定されているので解約時の為替に気をつけてさえいただけたら安定的に資産を増やすことができる商品設計です。もちろん払込期間中に解約しないことが前提ですよ。

それにしてもあまりに良すぎる返礼率…。本当に大丈夫なんでしょうか…。

パンフレット

為替レート

 

1.「米ドル建終身保険キャンドル」のしくみ

「米ドル建て終身保険キャンドル」は「払込期間中」の解約返戻金額を70%におさえることで「払込満了」直後の解約返戻率を大きくしています。

さらに病気で亡くなったときの保険金も「払込期間中」はおさえられているので保険料もグンと割安になってるんですよ。

事故で亡くなったり高度障害になったときには「払込期間中」でも設定した保険金額を受け取ることができます。

<イメージ図>


取扱い条件
正式名称:無配当指定通貨建特別終身保険(低解約返戻金型)

 

付加できる保障(特約)
ナシ

2.各種手数料

契約関連費
契約の締結や維持にかかる費用

為替手数料

保険料を払い込むとき(円→外貨)
1米ドルにつき0.01円の手数料

例:1米ドル=100円のとき
保険料10,000円だったとすると1円の為替手数料

解約返戻金や保険金を受取るとき(外貨→円)
1米ドルにつき0.01円の手数料

例:1米ドル=100円のとき
解約返戻金額100万円だったとすると100円の為替手数料

年金管理費
年金額に対して1.0%

ex:1ドル=100円とすると…
年金額100万円のとき、年金管理費はそのつど1万円かかります。

解約控除
契約後10年間あり(解約控除率の記載ナシ)

その他
市場価格調整:ナシ

3.外貨建保険のメリットとデメリット

外貨建ての保険には共通してつぎのようなメリットとデメリットがあります。

メリット
円建ての死亡保険より超割安
国内よりも高い金利で積立て
保障を得ながらムダなく資産形成
3大疾病で保険料払込免除される(商品による)

デメリット
払込んだ金額よりも受け取れる金額が減ってしまう可能性がある
為替リスクがある
両替時に手数料がかかる
10年以内に解約するとペナルティ

詳しくはこちら↓
【外貨建】外貨建て保険のメリットとデメリット 契約するときの5つの注意点もご紹介

4.「米ドル建終身保険キャンドル」の特徴

特 徴
契約時点で解約返戻金額がわかる
保険料が割安
告知がたったの2つ

【特徴①】契約時点で解約返戻金額がわかる

利率が変動するタイプの商品ではないので契約時点で経過年数ごとの解約返戻金額(外貨建)がわかります。

この手の商品はとくに「払込んだ保険料総額に対してどのくらい増えるのか」が前もってわかるので将来の資金計画が立てやすいのが良いですね。はじめての方でも より安心して活用できると思いますよ。

払込期間中の為替レート(平均値)よりも円安で保険金や解約返戻金を受取ることができればさらに資金を増やすことができます。

【特徴②】保険料が割安

払込期間中の解約返戻金額だけでなく死亡保険金額もおさえることで保険料を割安にしているんです。

事故で亡くなったときには払込期間中でも設定した保険金額が支払われるようになっています。

若いときの死亡原因は病気よりも事故の可能性が高いことを考えると必要な保障は備えてあるうえにムダがないのが良いですね。

他に例を見ない保険です。

【特徴③】告知がたったの2つ

5年以内にガンまたは上皮内ガンで医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがある
所定の身体機能障害がある

この2つに当てはまっていなければ契約することができます。

ただし職業によっては引受が制限される場合もあるので担当者に確認してみてくださいね。

5.「米ドル建終身保険キャンドル」の注意点

注意点
払込期間中の解約
受取るタイミングは円安
解約返戻率が高すぎる

【注意点①】払込期間中の解約

払込期間中の解約返戻金額は70%におさえられています。しかも契約してから10年間は解約控除といって解約や減額したときにかかる手数料も発生してしまうのでダブルパンチ。

そうなっては資金を増やすどころかマイナスに。

払込期間中はしっかり継続していけるように、無理のない設定にしてくださいね。

【注意点②】受取るタイミングは円安

保険金や解約返戻金を受取るときには払込期間中の為替(平均値)よりも円安であるほど資産を増やすことができます。

逆に円高であるほど資産を減らしてしまう可能性が高くなってしまうので気をつけてくださいね。

【注意点③】解約返戻率が高すぎる

とにかく払込期間満了後の解約返戻率が高いんですよね。それだけ見ると嬉しいことなんですが、支払余力が低くても顧客を引き寄せるために商品の魅力を高めるという例もあります。

解約返戻金のある商品の場合、もし会社が破綻してしまったときには責任準備金(おおよそ解約返戻金額)の90%しか保障されないということを知っていますか?

長い約束になってしまうだけに、長期間にわたって保険会社としての体力・経済力が安定的な会社を選びたいですね。

ちなみに、保険会社の体力レベルを表すソルベンシーマージン比率(予測以上のリスクに対応できる支払い余力)とR&I(日本の信用格付け会社)発表の保険金支払能力がどのくらいか見てみると、

2019年3月末日現在のソルベンシーマージン比率は「1720.8%」、2019年5月28日現在のR&I保険金支払能力は「A+」となっていてまずまず良いところかなと思います。

設立は1991年なので歴史はまだ浅いですが保有件数は2019年3月で425万件を突破していて、国内に40以上ある保険会社のなかでも半分より上位に位置しています。

オリックス生命HP「業績・健全性」

これらの点をみると不安はあまり感じませんが、破綻するかしないかについてはさらに複合的な判断が必要なところです。

どこの保険会社にも「絶対破綻しない」という保証はないということも踏まえて契約する必要がありますね。

【関連記事】
2019年 ソルベンシーマージン比率と格付けをチェック!気になる保険会社の安全性は?

6.解約返礼率シュミレーション

<契約内容>
契約者(被保険者):30歳男性
保健機関:終身
保険料払込期間:60歳
基本保険金額:10万米ドル
月払保険料:116.50米ドル

保険料払込「直後」の解約返礼率140.6%!すごすぎて、、見たことがありません。

7.こんな方に向いています!

オリックス生命「米ドル建終身保険キャンドル」はとにかく高い返礼率に驚きました。死亡保障としてというよりは積立商品としてかなり魅力的です!

払込期間を最短10年にすることもできるのでぜひご自身の設計書で効果を確かめてみてくださいね。

 

 

 

 

 

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original life design

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名前:佐藤博美。ファイナンシャルプランナー(AFP)。国内生保に1年と外資系生保に6年勤務。その経験を活かしてムリなくムダなくお金を増やしていくための積立や資産運用、安くてもちゃんと使える保険商品をご案内。お金に困ることのない穏やかな人生を送るための有益な情報を配信中!