【配偶者控除】新しくなりました。改正の背景は?
税金が減ったから得。
社会保険料を払わなければいけないから損。
そんなふうにお金の損得勘定だけで考えてしまいがちな配偶者控除についてセミナーでお話したことの一部を先に記事させていただきました↓
”働き方” のまえに ”生き方” を考える。配偶者控除を活用してあなたが望む人生を実現する方法☆
今日は配偶者控除改正の背景をお伝えしますね。
“103万の壁” で耳なじみのある配偶者控除とはそもそも何かというと
専業主婦やパート勤めなど
所得の少ない奥さまを持つ
ご主人の税金負担を軽くする制度
というとわかりやすいかな?
現代的には少々問題視されてしまいそうな言い回しですみません。
日本では 男性が家計を、女性が家庭を 支えているケースがまだまだ多いので分かりやすくお伝えするためにあえてこんな表現をしてみました。
つまり、
奥さま自身の税金負担ではなくて
ご主人の税金負担を軽くする制度
です。
結婚、出産、ご主人の転勤を期にそれまで正社員を退職したことのある女性のみなさん、こんな経験はありませんか?
再就職をしようと仕事を探しても、あるのはパートか期間雇用。
もっと働きたいのに、職場の中でも配偶者控除の範囲内で働くのが暗黙の了解。
配偶者控除を無視して働こうと思ったら、夫の税金が高くなってしまって、夫婦としての所得が減ってしまう。
この3つは私自身も経験したことです。
私は子どもはいませんが転勤族の妻。
正社員で雇ってくれるところなんてほとんどありません。
福利厚生が手厚いところも限られています。
起業したいと思っているけど今はタイミングじゃなかったりもします。
「結婚したばかりだからこれから子ども産むんですよね?」
「また転勤するんですよね?」
そして、
「今おいくつですか?」
年齢も重ねていくほどに就職に不利 なんだなぁ、と職員さんの表情を見て思いました。
「今のところはパートで働こう」 と決めて職場に行くと、
「配偶者控除の範囲内で仕事したいでしょ?」
とお気遣いをいただき、
(私はもっと仕事したいんじゃーーーー)
と内心 叫びながら
気になって調べてみると
パートでほんのちょっと頑張って仕事をしたところで大して給料に反映されず、むしろ配偶者控除の範囲を超えてしまうことで夫婦としての所得が減る現実・・・
そう思うとそれまで「もっと仕事がしたい!」と思っていた気持ちもおとなしくなってしまい、、
「まぁそれでもほしいスキルは身につけられそうだから仕方ないか」
というように、私はしぶしぶ配偶者控除の範囲内で働くことを選択しました。
配偶者控除の範囲をガツンと超えるためには正社員か起業を選択したいところですが、
先にお話したように
正社員で雇ってくれるところなんてほとんどありません。
起業したいと思っているけど今はタイミングじゃなかったりもします。
となるとけっきょくパート・期間雇用で働いて、配偶者控除の範囲内で働こうという気持ちになりやすいですよね。
こんなふうに働き方を抑える女性が多くて ”女性の活躍推進” の動きは先進国の中でも日本は最下位です。
そこで配偶者控除が改正されたんですよね。
103万円の壁が新制度では150万円の壁に広がったことで女性の働き方促進を見込んでいます。
ただし、新しくなった配偶者控除にも新しい壁が・・・。
103万の壁はなくなっても106万円、130万円、150万円の壁があるんですよね。
次回は新しくなった配偶者控除の内容をお伝えしますね(*^_^*)

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