年金制度は3階建て!働き方で変わる加入できる年金
加入できる年金やもらえる金額は「働き方」によって変わります。
今の生活に必要なお金がいくらで、老後はいくら年金がもらえたら、お金に困ることなく人生をまっとうできるのか。
どんな働き方をするとどんな年金に加入できて将来受取ることができるのか。
それらがわかると働き方もより選びやすくなりますね。
ぜひ参考にしてくださいね。
1.年金制度は3階建
年金制度は3階建て、というのは聞いたことがあるかもしれません。
<公的年金3階建てイメージ図>
1階部分
年金の「基礎」となる国民年金です。
2階部分。
一般的なのがサラリーマンや公務員(第2号被保険者)が加入できる厚生年金です。
自営業者や学生など(第1号被保険者)は付加年金や国民年金基金で年金額を増やすことができます。
3階部分
自助努力の年金部分です。
働き方に関係なく加入できるのが個人年金保険やイデコです。
サラリーマンや公務員(第2号被保険者)だけが加入できる年金としては厚生年金基金、企業型確定拠出年金、適格退職年金などがあります。
【1階】国民年金(基礎年金)
国民年金は満額で年間78万900円、月額にすると約6.5万円受取ることができます。
20歳から60歳未満のすべての人が加入するのが国民年金。
ですがそのなかで保険料を自己負担しなければいけない人と自己負担しなくても良い人がいるんですね。
保険料を自己負担しているのは第1号被保険者と第2号被保険者です。
一方で保険料を自己負担しなくても良いのは第3号被保険者です。
第3号被保険者はサラリーマンや公務員(第2号被保険者)の扶養になっている主婦や主夫で
配偶者が加入している厚生年金や共済組合が国民年金保険料を負担してくれるので、
将来ちゃんと老齢基礎年金を受け取ることができます。
ところで年収130万円未満の主婦(主夫)であっても配偶者が第1号被保険者の場合は国民年金保険料を自己負担しなければいけないんですね。
なぜなら第1号被保険者の自営業者や学生には「扶養」という概念がないからです。
夫の扶養に入ってると勘違いしないように気をつけましょう。
【2階】働き方によって加入できる年金が変わります!
サラリーマンや公務員(第2被保険者)が加入できるのが厚生年金。
対して、農業・漁業者や個人事業主、学生など(第1被保険者)は厚生年金に加入することができず
代わりに加入できるのは付加年金や国民年金基金です。
付加年金はかけ金月額400円と手ごろなうえ、年金を2年受取れば元が取れてしまうという「超お得年金」なので
加入しないなんてもったいない!
そしてもっと年金額を増やしたいときには「国民年金基金」に加入すると月額6.8万円まで拠出できます。
確定年金としてだけでなく終身年金としても受取ることができますよ。
【3階】自分の意思で加入デキル!
働き方に関係なく誰でも入れるのが個人年金保険とイデコです。
イデコは国民年金に加入していることが条件の一つにあるのでまずは国民年金に加入しましょう。
企業型確定拠出年金に加入しているサラリーマンも2022年10月からイデコに加入できるようになりました。
企業型確定拠出年金・イデコの改正ポイントはこちらから詳しくご覧いただけますので参考にしてみてくださいね。
2022年制度改正】私たちが受けられる7つのBIGなメリット! ~公的年金・イデコ・社会保険の改正~
その他にもサラリーマンや公務員(第2被保険者)は下記のような年金制度に任意で加入することができます。
●厚生年金基金
:国が運営する厚生年金に上乗せ
●適格退職年金
:企業が金融機関を利用して行うつみ立て
●企業型確定拠出年金
:従業員が運用し、その運用結果で給付額が決まる年金
2.今も老後もお金に困らない働き方とは?
2022年10月からパートやアルバイトなどの短時間労働者でも厚生年金に加入できる事業所が段階的に増えることになりました。
2024年10月には従業員51人以上の事業所で短時間労働者が厚生年金に加入できるようになります。
厚生年金に加入となると収入よりも手取額は減ってしまうのですが、老後の生活が安定します。
老後、数十年にわたって受取れる年金額が増えるのです。
目先の手取額だけを意識した働き方でお金が一瞬のうちに消えてしまわないように
今も老後も安心して暮らせる働き方を選んでいきたいですね。
家計の現状がわかると、あなたに必要な働き方もわかります。
あなたが思うほど頑張りすぎる必要はないかもしれませんよ。
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