小学校の低学年から “おこづかい制” を取り入れるメリットは? 計画性が身につく “日割おこづかい” って? 

お金を手にするようになるとお金で苦労する人とそうでない人がいますよね。

「自分の子どもにはお金で苦労してほしくないわ。」

そう思って子どもにお金のことを勉強させたいお父さん、お母さんに少しでも参考にしていただけたら嬉しいです(*^_^*)

 

そもそもお金って何なんでしょう??

毎日お世話になっているお金ですけど、改めて聞かれると意外とね、戸惑いますよね。

よろしかったらこちらも参考にしてみてくださいね↓

「お金って何だろう?」お金が欲しくなるそのわけは?見えてきた共通の願望とは?

 

お金ってそもそもは物と交換するための “道具” であり、使う人の価値観によってその質が変わってしまう “エネルギー” という風に表現させていただいてます。

その “道具” である側面と “エネルギー” である側面のどちらも大切なんですよね。

 

お金に振り回されたり、金銭トラブルに巻き込まれたりしないようになるために、

“数字” として把握することと “価値観” を育てることのどちらも、両輪として大切なポイントだと思います。

そして “おこづかい” は “価値観” を育てていくのにとっても効果的なんですよ♪

一方、 “数字” としてとらえるために活用されるもののひとつが “家計簿” ですね。

精神的にも柔軟な小学校低学年のうちから取り入れるとさらに効果アリです。

 

なぜ小学校低学年から “おこづかい” をとり入れると良いのかというと、大きな理由は3つ。

その1.お金の低年齢化が進んでいるから
その2.高学年になるほど親の目が届きにくくなるから
その3.幼いほど小さい金額で失敗・成功を経験できるから

です。

 

今は昔と違って夫婦共働きの世帯も多いですし、おやつや食事、交通費など子どもがお金を持つ年齢が早まっているのを感じます。

そしてスマホの存在も。

ゲームをしていたらいつの間にか高額な請求が!なんていうこともよく聞きます。

また、高学年になるほどに塾や部活(スポ少)なども盛んになってきますし、友達との付き合いが増えていきますよね。

友達と一緒にお菓子を買ったりゲームをしたり

親の目が届きにくいところで子どもがお金を使う機会も使う金額も増えやすくなります。

 

だ・か・ら

小学校低学年のうちから “おこづかい” というのは決して早くはないと思うんです。

ちなみに小学校低学年のときのおこづかいって数百円だったりしますよね。

たった数百円で失敗や成功体験をつみ重ねていくことができるんですもん。

数百円とはいえ子どもにとっては大金ですし、幼いうちに経験した喜怒哀楽は深く印象に残ります。

お金がないとき、お金があるとき、そうやって学んで深く残った “おこづかい” の経験に大人になってからも助けられることが多くあるのではないでしょうか。

 

このページを見てくださっている方の中には、”おこづかい” を取り入れようかどうしようか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。

そんなお父さん・お母さんに、こんな方法をひとつの例としてご案内したいと思います。

それは、、

「毎日おこづかいを渡す」という方法です。

どういうことかというと、1カ月にかかるおやつ代などを日割りにして渡すんです。

そしておやつは子どもに買ってもらう。

1カ月にまとめてポンと渡すと食べたい感情が勝ったりして一気に使っちゃうことがあるんですが、そうゆう面でも日割りは効果的でした。

 

というのもこれは幼い頃の私の経験をもとにした “日割おこづかい” という方法です。

日割りにすることで、買えるものと買えないもの、ほしいものとそうでもないもの、など毎日考えるチャンスが得られます。

言い換えると “くり返し学習” みたいなものですね。

そうすることで

お金には限りがあるということ
何もしないでお金が入ってきたり増えることはないということ
自分にとって気持ちの良いお金の使い方(お金に困らない方法)

などを習慣として身につけることができたと感じています。

 

ところで、、

「うちの子は『もらったお金はもったいないから使いたくない』と言ってけっきょく買わずにガマンするので可哀想になって買ってあげちゃうんです。どうしたらいいですか?」

という質問をよくいただきます。

そんなときはもう一度 “おこづかい” の目的を思い出してみてください。

「子どもが大人になってお金に困ることのないように」という思いから「お金の使い方を学ばせる」のが目的だとしたら、、

大人は子どもの価値観を見守るというのが大切な役目になってきます。

『もらったお金はもったいないから使いたくない』という使い方をしたときに子ども自身が何をどう感じるのか、そしてつぎはどんな行動をするのかが大事な学びポイントになるんです。

このときが子どもにとって “考えるチャンス” ♪

そうだとしたらお父さん・お母さんが買ってあげることなく「おこづかいの範囲内でやりくりする」子どもを見守ってあげたくなりませんか?

 

“日割りおこづかい” のもとになったのは酒ビン運びです♡ 詳しくはこちらから↓

5人兄弟のおこづかいは酒ビン運びで。子ども時代に育ったお金の習慣

 

 

 

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佐藤ひろ美。ファイナンシャルプランナー(AFP)・資産形成アドバイザー。 栃木県宇都宮市を拠点に活動。生きていくうえで必要なお金と、精神的豊かさの両立を実現するライフプランをエスコート。キャッシュフローをもとにひとりひとりに合った運用対策を提案し、この先もずっと安心して暮らせるように家計を改善します。