【外貨建・変額】100%保証の「未来を楽しむ終身保険」「ビーウィズユープラス」2つの違いとは?

生活のためにお金を増やしたい。

多くの方がそう思っていると思いますが、退職までの時間がだんだん迫っている方やすでに年金生活をしている方はとくに、安全性も気になるのではないでしょうか?

どうゆう状況でも「せめて払込んだ保険料分は受取れないと・・・」と思っている方なら、マニュライフ生命の「未来を楽しむ終身保険」は魅力的です。

払込んだ保険料は外貨建で少なくとも100%が保障されますよ。

マニュライフ生命の「未来を楽しむ終身保険」

1.マニュライフ生命「未来を楽しむ終身保険」とは?

じつはこの保険は外貨建保険のうえに変額保険が乗っかっているというちょっと変わった保険なんですね。

 

外貨建て部分で、払込んだ保険料の最低100%~110%が保証されます。

それはとっても嬉しいんですけど、外貨建て部分が100%~110%になるのは10年か15年後なので先の長いお話ですよね。

 

そこで変額部分です。

 

外貨建部分は円の金利よりは高いとはいえ、そんなに大きく増えません。

しかも10年以上先・・・。

それじゃぁちょっと物足りないということで、変額部分が積極的に運用をして頑張ります。

 

この保険では目標額を110%~200%で設定することができるんですが、変額部分の運用実績が高ければ10年、15年たたなくても、極端な話、契約してから1年後でも目標額に達成するかもしれません。

そして目標額に達成すれば自動的に円で確保して円建ての終身保険に移行されます。

ひと言でいえば、「自動安全確保機能」とでも言いましょうか。

為替や経済など、面倒なことはニガテという方に嬉しい機能です。

 

たとえば一時払い金額を100万円とすると・・・

円で受取る金額を110万円~200万円の間で設定することができて、その目標額に達したら自動的に円建ての終身死亡保険に移行してくれるんです。

 

楽ですよね。

 

ということで、

 

まとまったお金がある

もし増えないとしても払込んだ保険料分はしっかり確保したい!

 

という方は、マニュライフ生命の「未来を楽しむ終身保険」もチェックしてみてくださいね。

 

2.似たような保険が他にも1つあります。

それはメットライフ生命「ビーウィズユープラス」です。

 

マニュライフ生命の「未来を楽しむ終身保険」と何が違うのか、代表的な3つをお話しますね。

 

マニュライフ生命との違い

「保険金額」が保証される

変額部分にあてられる保険料が多い

運用が同じ利率で継続される期間が最大30年

 

です。

【ビーウィズユープラスの特徴①】「保険金額」が保証される

これがいちばんの違いです!

 

たとえば一時払保険料100万円としますね。

そのうち外貨建て部分の保険料が80万円だとします。

 

そのとき外貨建て部分の保険料80万円が運用終了時に100万円となって受取れる保証があるのではありません。

保証されるのは保険金としてです。

 

ここの部分、間違えやすいと思うので気をつけてくださいね。

亡くなったあと、家族に残すお金は払込保険料の100%が最低保証されますよ。

 

【ビーウィズユープラスの特徴②】変額部分にあてられる保険料が多い

メットライフ生命「ビーウィズユープラス」の変額部分は特約なので任意で付けることができるんですが、外貨建て部分と変額部分の割合は払込んだ保険料に対して自動設定されます。

そして見てみると、変額部分にあてられる保険料の割合はマニュライフ生命よりもメットライフ生命がおおよそ2倍多いんです。

 

<ある日の変額部分 一例>

マニュライフ生命「未来を楽しむ終身保険」 9.8%

メットライフ生命「ビーウィズユープラス」 21.5%

 

変額部分が多いほど目標額に達成するスピードが速くなる可能性高し!です。

 

【ビーウィズユープラスの特徴③】運用が同じ利率で継続される期間が最大30年

運用が同じ利率で継続される期間は、マニュライフ生命「未来を楽しむ終身保険」は10年、または15年です。

外貨建て部分が払込保険料に対して早く100%になることを期待するのであれば、運用期間が短いマニュライフが良いですよね。

でも、契約時の利率が高いときには、同じ利率で長く運用したくなりませんか。

そしたらメットライフが良いと思うでしょう。

状況によって判断が分かれるところです。

マニュorメットどちらがおすすめ?

この2つの保険の共通点は外貨建て部分が土台にあって、変額部分がのっているという点です。

 

メットライフ生命「ビーウィズユープラス」は変額部分が大きいので早く増える可能性があるんですが、経済状況によっては資産を減らす可能性も大きいということも忘れてはいけませんね。

資産価値が上がるまで待てるよゆうがあれば良いのですが。

保険金としては経済状況に関係なく支払った保険料分は受取れますし、保険金額も定期的に高くなっていくので、相続対策に良いと思います。

一方で、「少なくとも払込んだ保険料は受取りたい!」という安全重視さんであればマニュライフ生命の「未来を楽しむ終身保険」が良さそうです。

 

いずれにしても契約するときの状況によっても判断は変わります。

 

 

 

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佐藤ひろ美。ファイナンシャルプランナー(AFP)・資産形成アドバイザー。 栃木県宇都宮市を拠点に活動。特定の金融商品に片寄らない中立安全な場を提供し、今も老後もパッと明るくなる資産形成をご案内。北海道から九州まで約800件もの資産形成や家計改善をサポート。 自分も家族も大切にして今よりもっと彩豊かな人生を楽しむための方法を教えます。