【外貨建年金(一時払)】第一フロンティア生命「プレミアストーリー2」5つの特徴と注意点
※画像は第一フロンティア生命HPより抜粋して添付
第一フロンティア生命公式HP「プレミアストーリー2」PDFパンフレット
「プレミアストーリー2」は生前贈与プランか自分年金プランの2つから選べる外貨建一時払養老保険です。
贈与税の基礎控除110万円を毎年活用し最大3人へ贈与できます。
または年金として自分で受取ることで定期収入にもなり、ご自身が亡くなった後も遺族が年金を引継ぐことができるんです。
それってどういうこと??
詳しく見ていきましょう!
外貨建一時払保険はこんな方に向いてます
●契約時期が円高
●割安に死亡保障を準備したい
●相続対策がしたい
●短期間で効率的にお金を増やしたい
目次
1.「プレミアストーリー2」のしくみ
<イメージ例>
※画像は第一フロンティア生命HPより抜粋して添付
一時払保険料に運用利益が上乗せされ、契約日から贈与金または自分年金として受取れます(生存給付金)。
贈与できる回数は最小5回から最大30回まで。
受取は年1回なので30回贈与するということは30年間にわたって贈与するということになりますね。
贈与回数を多く設定するほど保険期間も長くなります。
◆生前贈与プラン
相続対策を手間なくできます。
最大3名まで同時に贈与できます。
◆自分年金プラン
年金のような定期収入のしくみ作り。
契約者が死亡時には遺族が年金を引継げます。(↓特徴⑤参照)
2.「プレミアストーリー2」取扱条件
取扱条件
主契約
死亡保障
保障を含む特約
ナシ
3.各種手数料と現在の積立利率は?
契約時初期費用
ナシ!
一時払保険料全額が投資できます。
保険契約関係費用
必要諸費用を積立利率から差し引きます。
為替手数料
外貨と円を交換する時にかかる手数料。
円と外貨を交換するとき1$あたり0.5円
「一時払保険料10万ドル※」とすると手数料は5万円となります。
※1$=100円のとき10万米ドル=1,000万円
年金管理費
年金受取期間中に年金額に対して0.4%。
その他
死亡保険金を支払うための費用
現在の積立利率
積立利率は保険期間が長いほど高くなりま~す。
詳しくはこちらをご覧ください
👉「プレミアストーリー2」積立利率
4.「プレミアストーリー2」の特徴
特 徴
①告知や医師の診査不要
②契約日に積立利率が確定
③初回生存給付金は契約直後に受取れる
④贈与税の基礎控除を活用
⑤遺族が年金を引継ぐことができる
【特徴①】告知や医師の診査不要
健康状態の告知や医師の診査がなくすぐに保険に入れます!
健康診断書も探さなくて大丈夫!
ただし入院中の方や余命宣告を受けてる方は入れませんので注意してください。
【特徴②】契約日に積立利率が確定
契約したときに受取金額が外貨で確定するので増える実感を得られます。
自分年金プランなら定期収入にもなりますし、使い道を考えるのも楽しいですよね♪
ところで受取れる金額(生存給付金+満期保険金額)は外貨建の一時払保険料相当額を下回ることはありません。
つまり外貨建で見た場合には損することがない安心の保険なんです。
ただし円ベースの保証はないので為替はきちんと理解しておきましょう。
【特徴③】初回生存給付金は契約日に受取れる
申込みと同時に初回生存給付金の請求手続きをします。
翌年からは誰にどれだけ贈与するか、それとも自分で使うか、毎年変更できるのも魅力ですよ。
【特徴④】贈与税の基礎控除を活用
贈与を受ける人1人につき毎年110万円までの基礎控除(=暦年贈与)があります。
保険を活用すると贈与契約書作成や振込の必要がないので楽チン!
110万円から超えた分は自動的に “契約者が受取る” という安全機能付き!
それによって課税を避けられるんですから便利ですよね~。
【特徴⑤】遺族が年金を引きつぐことができる
たとえば
契約者:親
後継年金受取人①:子
後継年金受取人②:孫
とし、年金の受取期間を30年とすると・・・
↓
●子が年金受取(10年間)→他界
↓
●孫が年金受取(10年間)
このように、後継年金受取人をそのつど1人指定することができるので可能な限り遺族に資産をつなぐことができます。
5.「プレミアストーリー2」の注意点
注意点
①この商品は生命保険です
②契約のタイミング
③受取のタイミング
④年金で受取ると税金が発生
⑤「保険金の非課税枠」が使えないことも
【注意点①】この商品は生命保険です
外貨建保険の基本!
預金とは異なり元本割れすることがあります。
外貨建なので為替リスクがあります。
【注意点②】契約のタイミング
一時払の外貨建保険では契約はできるだけ円高のときにしましょう。
【注意点③】受取のタイミング
契約するときはタイミングを選びやすいのですが、生存給付金を受取るときは円安などに関係なく毎年受取らなければいけません。
じつは「為替リスク」だけでなく「市場価格調整」もあり、資産を減らす可能性があるんです。
つぎの2つに当てはまっていれば円での受取額を減らすことなく確保することができるのですが・・・
そういうときばかりではありません。
受取年数が長いほどリスクが平均化されるとはいえ、いちばん気になる点ですね。
【注意点④】年金で受取ると税金が発生
自分年金で受取ると雑所得となり、(生存給付金ー必要経費)が所得税と住民税の課税対象となります。
一方で20万円以下であれば税務署への確定申告は不要ですが、役場や役所での住民税の申告は必要です。
【注意点⑤】「保険金の非課税枠」が使えないことも
年金受取人が亡くなった後に年金を引継ぐ人(後継年金受取人)が孫のときは死亡保険金の非課税枠「500万円×法定相続人の数」が使えません。なぜなら孫は法定相続人ではないからです。
ちなみに後継年金受取人が受取る初回の年金には相続税がかかり、2回目からは所得税がかかります。
相続財産が相続税の基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を超える場合は一時金で受取った方がメリットがあるかもしれません。
6.贈与について
生前贈与を非課税にする方法にはおもに暦年贈与と相続時精算課税制度があります。
この2つは併用できないので、ご自身にあった方法を選ぶようにしましょう。
避けたつもりがうっかり課税!なんていうこともあるので下記リンクから注意点も参考にしてくださいね。
【暦年贈与・相続時精算課税制度】
どっちがお得?贈与・相続時の保険活用法もご案内
7.プレミアストーリー2はこんな方に向いています!
生前贈与を考えてる方、110万円の基礎控除も手間なく使えるのでおすすめです。
すでに投資信託での運用をしている方がまとまったお金を安全資産へ分散投資するというときにも良いですよ。
被保険者は0歳から90歳までと幅広く、健康に不安があっても入れるので、多くの方が活用できる保険です。
とはいえ目的によって選ぶ金融商品は変わってきます。
保険を検討している方も必ずご自身の設計書で他社と比較検討することが大切ですね。
ぜひ納得いく運用先を見つけていきましょう。
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