【外貨建 養老(一時払)】三井生命「ドリームロード」の7つ特徴と注意点
三井生命の「ドリームロード」は保険期間中にお金を引出して使える外貨建保険として人気です!
同社の「ドリームロードSTEP」とくらべて生存給付金が大きく、満期保険金は小さくなっており、楽しみのある外貨建保険です。
外貨建養老保険(一時払)はこんな方にオススメ!
●死亡保障よりも積立がしたい
●国内金利では将来が不安
●なるべく短期間でお金を増やしたい
目次
1.「ドリームロード」のしくみ
<ドリームロード イメージ例>
●正式名称:無配当一時払外貨建生存給付金付特殊養老保険(Ⅱ型)
●契約年齢:0歳~80歳
●保険期間:5・10・15年
●契約通貨:米ドル・豪ドル
●保険料払込方法:一時払
●解約返戻金の受取り方法:一時金・年金・終身保険移行
主契約
死亡保険金
特 約
・円換算払込特約
・円換算支払特約
・目標設定特約
・災害保障付外貨建終身移行特約
・リビングニーズ特約
2.各種手数料
契約時初期費用
一時払保険料に対して7.0%まで
保険関係費
保険契約時:払い込んだ保険料のうち、保険契約の締結・維持、死亡保障などにあてられる費用。
終身保障移行後:責任準備金に対して年率1.0%
年金受取時:責任準備金に対して年率1.0%
為替手数料
外貨と円を交換するときにかかる手数料です。
●円を外貨にするとき1$あたり0.25円
「一時払保険料10万米ドル」とすると手数料は25,000円となります。
●外貨を円にするとき1$あたり0.25円
「満期保険金10万米ドル」とすると手数料は25,000円となります。
為替手数料は保険期間を通して計算してもそれほど大きな金額ではありません。クレジット払いをすることで為替手数料をおさえることもできます。
その他
解約時:市場価格調整あり(詳しくはこちら)
3.「ドリームロードSTEP」との違い
ドリームロードは「生存給付金」が手厚いプランです。
逆にドリームロードSTEPは「死亡保険金」や「満期保険金」が手厚いプランです。
そのため契約条件を同じくした場合、ドリームロードの方が生存給付金額を大きく、死亡保険金や満期保険金は小さくなります。
4.外貨建保険のメリットとデメリット
外貨建ての保険には共通してつぎのようなメリットとデメリットがあります。
メリット
●円建ての死亡保険より超割安
●国内よりも高い金利で積立て
●保障を得ながらムダなく資産形成
●3大疾病で保険料払込免除される
デメリット
●払込んだ金額よりも受け取れる金額が減ってしまう可能性がある
●為替リスクがある
●両替時に手数料がかかる
●10年以内に解約するとペナルティ
詳しくはこちら↓
【外貨建】外貨建て保険のメリットとデメリット 契約するときの5つの注意点もご紹介
5.「ドリームロード」 の特徴
特 徴
①告知や診査なし
②利率が一定
③目標金額を円で確定
④毎年1回お金を受取れる
⑤満期保険金は一時払保険料と同額
➅受取時に“据置機能” がある
⑦死亡保険金は1週間で受取
【特徴①】告知や診査なし
「健康状態の告知」も「意志の診査」も必要ないので手間いらず!
健康状態に不安がある方でも気にせず入れます。
【特徴②】利率が一定
契約時の利率のまま保険期間中一定なので、利率のアップダウンを気にしなくてもOKです。
利率の設定は毎月2回(1日と16日)行われます。
【特徴③】目標金額を円で確定
目標にしている解約返戻金額になると、円で自動的に確保されます。
外貨建に不安を感じる方にやさしい機能です。
保険期間の途中でも目標額に達したら為替リスクのない円建ての確定年金に移行されます。
【特徴④】毎年1回お金を受取れる
契約時に設定した金額を毎年受取ることができますし、据置して好きなときに受取ることもできます。
円高時に受取ると受取金額が減ってしまうので「据置機能」があると便利ですね。
【特徴⑤】満期保険金は一時払保険料と同額
満期で受取ることができる金額は外貨建ての一時払保険料と同額です。
【特徴➅】受取時に “据置機能” がある
「死亡保険金」や「満期保険金」をすぐに受取らずに一定期間 据置きすることができます。
据置期間は保険期間5年の契約では最長5年、保険期間が10・15年の契約では最長10年までです。
契約通貨で据置きし、円安などのタイミングで外貨を円に戻すことで、資産を減らすことなく確保することができます。
【特徴⑦】死亡保険金は1週間で受取
死亡保険金受取に必要な書類を届け出し、三井生命本社で処理が完了すると原則1週間で死亡保険金を受取ることができます。
死亡が認められると口座は凍結されてしまいますよね。
お葬式などにも現金が必要なだけでなく、財産の凍結が解除されるためにはさまざまな手続きを踏まなければならず、時間がかかります。
相続に起こりやすいもめごとを避けるためにも保険金の支払は早いほどに助かります。
6.「ドリームロード」の注意点
注意点
①契約のタイミング
②生存給付金で返戻率が低下
③受取りのタイミング
④年金で受取ると手数料が発生
【注意点①】契約のタイミング
一時払の外貨建保険では契約はできるだけ円高のときにしましょう。
保険金や解約返戻金を受取るときは契約時とくらべて為替レートが円安だったら、さらに利益を出せる可能性があります。
【注意点②】「生存給付金」で返戻率が低下
契約期間中にお金を受取ることができる保険は一見お得な感じがするのですが、じつは解約返戻率としては少なくなってしまいます。
解約返戻率というのは払込んだお金(保険料)に対して受けとることができるお金(解約返戻金)の割合です。
もし契約期間中に生存給付金を使う予定がないのであれば生存給付金がないタイプの一時払外貨建保険が良いと思います。
たとえばソニー生命の「米ドル建一時払終身」やジブラルタ生命の「一時払米国ドル建終身保険」などはパフォーマンスが高い商品ですよ。
【注意点③】受取のタイミング
外貨建保険のいちばんのリスクは「為替リスク」です。
「死亡保険金」「満期保険金」を受取るときはつぎの2つに当てはまっていれば資産を減らすことなく確保することができますよ。
●契約時より円安であること
●契約時の利率より解約時の利率が低いこと
据置機能を活用しながら、タイミングをみて受取るようにしたいですね。
【注意点④】年金で受取ると手数料が発生
解約返戻金を年金で受取るときの手数料は思っているよりも負担が大きくなりがちです。
たとえばこの保険では「責任準備金に対して1.0%を上限」とした手数料が毎年かかるのですが、手数料総額が数十万円になることも珍しくありません。
「災害保障付終身保険」に移行後、年金代わりに少しずつ解約しながら一時金として受取ることもできますが、このときも年金管理費と同じくらいの手数料が発生します。
となると、据置機能を活用しながら満期保険金として受取った方が良さそうです。
7.こんな方に向いています!
この保険は、契約期間中も自由につかえるお金がほしい方向けの保険ですが、類似商品のジブラルタ生命「ドルフィン」同様、定期的に受取ることで資産を減らしてしまう可能性があります。
それを回避できる “据置機能” を上手に活用できる方にはオススメです。
イデコやつみたてNISAなど、そのほかの金融商品とも比較して検討してみてくださいね。
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