経済危機で株価が急落したら 投資信託でやってはいけない3つのこと!

世界中の株価がのきなみ急落・・・。

そんなとき、ついこんな行動しそうになりませんか?

NG1 つみ立て額を慌てて減らす
NG2 慌てて運用資産を解約(売却)
NG3 チャンス!ととらえてまとまったお金を一括運用

う~ん、、アルアルですよね。

 

じつはこの3つが 株価が急落しているときに『やってはいけないこと』もしくは『やるまえに慎重に検討すべきこと』です!

 

NG1.つみ立て額を慌てて減らす

せっかく毎月一定金額ずつ積立ててきたのに、つみ立て額を慌てて減らしちゃうなんて・・・

ナンテコッタil||li(。TдT。)il||liガーン

 

『ドルコスト平均法』をしっかり理解していたらしないはず・・・です。

 

つみたて額を慌てて減らすのではなく、少し落ち着いて様子を見ましょうね。

NG2.慌てて運用資産を解約(売却)

2009年のリーマンショックで株価が大暴落したとき、運用していた資産が50%ほどに減って不安になって慌てて解約する人が続出しました。

 

解約するということは、50%の損失を確定させるということです。

ということは、 100万円あった運用資産を50万円にしてしまったということ。

 

リーマンショックからの精神ショックですよね。

 

<アメリカダウ平均 過去100年>
画像元:Dow Jones – DJIA – 100 Year Historical Chart

 

さて、このときどうしたら良かったか。

 

リーマンショックのときは5年ほどで世界の株価は元の水準に戻っています。

つまり、広く分散投資できている投資信託だったらあと5年運用していたら回復できた可能性は高いんです。

 

ちなみに、投資信託で運用資産が70%になる可能性は2.3%だそうです(経済評論家:山崎元さん著「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」より)

確率的にかなり低いですよね。

 

そして過去にも経済危機は起きていますけど、そのたびに市場は元の水準に戻って、さらに成長し続けてます。

慌てて解約をすると損を確定させてしまうので、元の水準に戻るまでじっくり運用を続けてみてはいかがでしょう?

Q. どうして株価は成長し続けるの?

なぜなら、私たちはいつも新しい商品や技術を求めながら生活を続けていく生き物だからです。

今までも生活はどんどん便利になってきましたよね。

江戸時代と今、生活水準を比べてみると雲泥の差です。

 

 

昭和と今を比べたってそうです。

 

今はIT技術が進化して、遠隔からも電化製品を作動させたりすることが普通にできる世の中です。

そしてまたこれからも、新しい技術やネット環境は進化していくでしょう。

 

そうやって、新しい商品や技術は日々研究されて進化していき、そういったものを開発した企業にはニーズが集まって株は成長しつづけるんです。

今後「新しい製品や技術の開発がされなくなる」なんて、考えづらいと思いませんか?

 

リーマンショックや東日本大震災、コロナウイルスなど、経済危機が起こるとそのたびに「運用していた資産を解約した方が良いんじゃないか」と不安になるかもしれません。

でもそのときは本当に解約すべきなのか、落ち着いて考えてみてください。

 

投資信託で運用をしていて、もう10年、20年、運用する時間と金銭的よゆうがあるのならなおさら、市場が回復するのを待ってみてくださいね。

NG3.チャンス!ととらえてまとまったお金を一括運用

一方で株価が下落している今、一気に “買い” に走りそうになるかもしれません。

「株価が上がったらお金が増えるゾォ~~~!」って、ついつい。

 

でもいつ市場がもとの水準に戻るのかなんてわからないんです。

逆に、もっと下落するかもしれません。

 

もしどうしても一括運用したいなら “じゅうぶんな運用時間があるかどうか” を考えてみてくださいね☆

 

世界恐慌のときには元の水準に戻るまで25年かかったそうです。

一括運用するなら、運用時間が20年以上あって、もし運用資産が50%なくなったとしても生活していけるよゆうがあるひと。

それなら迷わずやってみても良いと思います。

 

もし若い方だったら、下落が進んだとしてもばん回させられる時間と可能性が十分あるんですけど、50才を過ぎている方は状況が少し厳しいのです。

一括運用するときには慎重に。

・資産運用は生活の質を左右する

経済危機で株価が急落しているとき

つみ立て額を慌てて減らす
慌てて運用資産を解約(売却)
チャンス!ととらえてまとまったお金を一括運用

この3つはやらない!もしくは慎重に検討してくださいね。

 

今までも8年ほどの周期で経済危機が起きてきました。これからもまたいろんな形で経済危機がやってくると思います。

そんなとき個人も企業も、生活や事業を続けていくための内部留保(蓄え)があるかどうかでその後を大きく左右します。

 

最低半年、できれば1年、生活や事業を維持できるように。

生涯ずっとお金に困ることなく安心して生活していけるように。

 

資産運用をはじめるかどうか迷っている人も、ほんの少しの知識とコツで安心して始められるようになりますよ。

 

 

 

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佐藤ひろ美。ファイナンシャルプランナー(AFP)・資産形成アドバイザー。 栃木県宇都宮市を拠点に活動。生きていくうえで必要なお金と、精神的豊かさの両立を実現するライフプランをエスコート。キャッシュフローをもとにひとりひとりに合った運用対策を提案し、この先もずっと安心して暮らせるように家計を改善します。